【土木の現場監督はやめとけ】なぜ現場監督はキツイのか?キツイ理由3つを紹介
- ブログ
2024.05.22
土木の現場監督というと、キツイ仕事のイメージが先行する人がたくさんいます。
本当に土木の現場監督の仕事がキツイのか知りたいと思いませんか。
この記事では、土木現場の現場監督がキツイとされる理由や、働きやすい環境について紹介します。
土木現場の現場監督とは?
土木現場の現場監督とは、土木工事の現場が円滑に進むように各種管理、監督をする職種です。
土木工事では、道路や河川、ダムや下水処理施設、堤防などのインフラを整えます。 現場の大小に関わらず、現場監督の存在は欠かせません。
現場監督の主な仕事である、4大管理を見てみましょう。
工程管理
工期内に工事が完了するように、進捗管理を行います。
全体工期の把握のみでなく、各工程で遅れが出ないようにスケジュールを管理するのです。
原価管理
予算と原価を考えて、予算内かつ、利益が確保できるように工事を完了させます。
品質管理
工事品質を担保するため、定められた品質試験を行って、工程ごとに品質を確認します。
安全管理
土木工事は規模が大きく、事故や災害が起こると大変危険です。
事故や災害を未然に防ぐために、安全な環境の整備をします。
土木現場の現場監督は、依頼主や自社の社員だけでなく下請け業者や関係会社ともコミュニケーションを取って現場の4大管理を進める、必要不可欠な存在です。
次章では、なぜ土木現場の現場監督がキツイと言われるのか、理由を見てみましょう。
土木現場の現場監督がキツイ理由3つ
土木現場の現場監督がキツイと言われる3つの理由を見ていきましょう。
会社、現場、依頼主の板挟みになる
現場監督は、たとえ新人でも、現場の4大管理をしなければなりません。
昔は公共工事がメインの工事でした。
入社したばかりでも現場の管理をする必要があり、年上の職人さんに対して、管理者としての立場でやりとりや打ち合わせをしなければならなかったのです。
近年は入社後に適切な研修などを受けられるので、学んでから現場に行けます。
また、依頼主(公共がメインで、市役所の土木課や県の建設課など)とのやりとりも必要です。
板挟みとなって苦しまないために、コミュニケーションによる信頼関係の構築が求められます。
責任重大
現場で判断を求められるので、大きな責任があります。
山や道路、川や下水など、目に見えず、掘ってみないとわからないところで判断を求められるのです。
天候や工程など、さまざまな変化がある中で4大管理を行います。
経験である程度臨機応変に対応できるようになるため、日々の努力の積み重ねが大切です。
また、屋外の変化が大きい中で何年も先輩の職人さんたちを管理しなければなりません。 職人さんたちとのやりとりは、信頼関係ができることでスムーズにやりとりができるようになります。
天気や気候に関係なく外での長時間作業
工期が決まっていて日程をずらせない中、天候に左右されて、雨でも工事を進めないといけないことも多いです。
また、雨でも現場待機、気象を加味しながら現場管理をしなければいけない場合もあります。 3月工期が多く、冬季の寒い時期も屋外で作業をしなければなりません。
キツイと言われる仕事も、少しずつ改善されていたり、対処法があったりします。
次章は改善されてきている、土木現場の監督の働き方を見てみましょう。
土木現場の監督の働き方
昔は長時間労働が多かった土木現場ですが、最近は公共工事でも週休二日制の工事が普通になりました。
昔からの監督の印象だと、休みが多すぎて何をしていいのか困るほど休みが増えたと感じている人もいるほどです。
建設業の人材不足の解決や長時間労働の是正のため、
■働き方改革関連法
(参照 厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署「働き方改革関連法のあらまし(改正労働基準法編)」:https://www.mhlw.go.jp/content/000611834.pdf)
■労働基準法の改正(参照 デジタル庁 e-Gov 法令検索「労働基準法」:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000049)
の2つの法律が決まり、2024年4月から時間外労働の上限規制が施行されました。
本格的に現場に直行、直帰が基本で対応する体制に変わったのです。
豊橋で100年の歴史を持つ、豊橋建設工業でも、働き方を改善し続けています。
工期の途中にスケジュールを調整しながら、土木の現場監督の男性が育休3ヶ月をとれるように取り組みました。
また、豊橋建設工業の社員全体の有休消化率も75%程度あり、施工管理の業務も含めて無理なく休暇が取れる体制を維持できています。
現在3~5年先輩の現場監督と一緒に管理業務を進めていますが、やる気次第ですぐに独り立ちすることもできます。
土木現場監督のやりがいとは、過去に対応した現場をあらためて見直すと、自分の管理能力や技術の上達を実感できることです。
作ったものが形となり残っていく、公共のお金を使って大きなプロジェクトを体験できるなど、他の仕事以上に達成感を感じられるのではないかと考えます。
次章は、働き方の変化もあり、女性が現場監督として働きやすくなった環境についての紹介です。
意外と女性が増えている?働きやすい現場監督
実は、女性の現場監督も増えています。
最近の現場は女性専用トイレも設置し、誰もが快適なトイレになりました。 国も、更衣室の設置に助成金を出すなど、環境改善に取り組んでいます。
ICT施工に取り組むことで、現場の効率化が進みつつあり、現在進化の途中です。
機械を半自動で動かす、リモート操縦なども導入されています。
現場監督は管理業務がメインなので、腕力が特に必要ではありません。
女性も現場で歓迎され、場が和む部分もあります。
まとめ
この記事では、土木現場の現場監督がキツイとされる理由や、働きやすい環境について紹介しました。
土木現場の現場監督の仕事は、土木工事の現場における
- 工程管理
- 原価管理
- 品質管理
- 安全管理
の4大管理で、必要不可欠な存在です。
キツイ理由は
- 会社、現場、依頼主の板挟みになる
- 責任重大
- 天気や気候に関係なく外での長時間作業
の3つが挙げられますが、改善されてきています。
国の取り決めや援助により、長時間労働の制限や環境改善が進んでいる最中です。
やりがいがあり、女性も活躍する土木の現場監督は、時代と共に働きやすくなっています。
豊橋建設工業は、現場監督として一緒に活躍していける仲間を募集中です。
ぜひ、あなたのエントリーをお待ちしています。