老朽管更生工事(その6)Vol.4
本管更生工事完了後に、各家庭からの取付管(第1工程)及び取付管接合部(第2工程)も更生工事を行いました。
取付管更生工事は、FRP光硬化工法で行い、こちらの使用材料は、耐食性に優れたビニルエステル樹脂・耐酸ガラス繊維を使用し、
光(紫外線)を照射して硬化させます。
★第1工程(既設取付管更生)
光(紫外線)にて硬化してしまうので、材料を光(紫外線)に当てないよう遮光シートを覆って、材料を反転機へ巻取ります。
各家庭の最終取付桝から下水道本管へ反転挿入させ、本管内のTVカメラにて挿入状態を確認します。
UVトレインを先端まで挿入し、4個あるUVランプを順次点灯して18㎝/分(φ150の場合)で引抜きます。
UVトレイン(4灯式) UVランプ照射状況(取付管が人孔取付時に撮影)
本管内への余長部分は、穿孔機で削ります。
施工前(ひび割れ等が確認できます) 施工後(取付管内がきれいにコーテイングされました)
★第2工程(取付管管口と本管部分の一体型)
本管φ250用の一体型補修機 材料巻付け状況(作業車内での作業)
本管φ600用の一体型補修機 材料巻付け状況(UVカットのテント内で作業)
補修機を人孔内に挿入する時も ワイヤーロープにて管口に合わせて、
材料に光(紫外線)が当たらないに 補修機を拡径させて、UVランプ照射します。
遮光性のビニルシートで養生します。 照射時間は、本管径によって異なります。(20分~60分程)
支管部一体型 施工前
支管部一体型 施工後(本管と取付管の接合部の補強と止水することが出来ました。)
本工事は、以上で終了です。
工事期間中は、近隣住民の皆様には、ご不便・ご迷惑をお掛けしましたが、
皆様のご理解・ご協力 ありがとうございました。